ムクドリのねぐら調査で、沖縄県の宮古島から記録が届きました。これまででは最南端からの記録です。4月13日の記録で、マングローブ林にねぐらをとったとのことでした。

南西諸島でムクドリは基本的には旅鳥または冬鳥です。さらに南の台湾や中国南部で越冬するものも多く、春には多くのムクドリ類が通過します。3月終わり頃から4月にかけては、毎日たくさんのムクドリ類の群れが島にやってきて、少し休んでまた北に向かって飛び出していきます。今回の記録もそうした渡りの途中だったようで、ムクドリ20羽とカラムクドリ60羽、コムクドリ20羽の混群でした。

ムクドリのねぐら調査では沖縄島からも1月のねぐら記録が届いていて、そちらも干潟のマングローブ林でのねぐらでした。下に海水が来る環境で、ネコなどが登ってきづらく安全なので好まれるのかもしれないですね。冬になってきてムクドリが南下してくる時期ですので、もし沖縄方面の方でもねぐらを見かけたらぜひ教えてください。


