佐賀の冬の鳥たち – ガンカモ調査

1月16日・17日に佐賀県有明海へガンカモの調査に行ってきました。佐賀はたくさんの干潟があり、野鳥たちにとって重要な越冬地となっております。

東よか干潟での出会い

まず訪れたのは東よか干潟。ここでは多くのツクシガモが干潟で何かを食べている様子が観察できました。その隣ではカルガモたちがのんびりと休んでいました。風が強い日にもかかわらず、世界中から多くの人々が望遠鏡や双眼鏡を手に、バードウォッチングに訪れていました。

今回、東よか干潟ビジターセンターに設置された望遠鏡を試してみたのですが、調整なしでも遠くの鳥が驚くほどクリアに見えました。そのおかげで、クロツラヘラサギ、ダイサギ、コサギのグループを観察できました。ちょうどビジターセンターでクロツラヘラサギの尾崎人形を購入したばかりだったので、実物を見られたことに感動しました。


道の駅鹿島の有明海へ

その後、道の駅鹿島の有明海へと向かいました。干潮時には広大な干潟が姿を現しますが、昼間は近くにあまり鳥の姿が見られませんでした。しかし、遠くの海苔養殖場のところにはカルガモ、ツクシガモ、そしてシギチドリ類の群れが集まっていました。


初めてのトモエガモ

今回の調査で、初めてトモエガモを見ることができました。図鑑では雄のトモエガモの特徴が非常に鮮明に描かれていますが、実際に野外で観察すると、他のカモの群れに紛れて顔の色が意外にも地味で、識別するのがとても難しかったです。特に彼らは警戒心が高く、普段は岸から遠い場所に集まるため、高倍率の望遠鏡を使わないとしっかりと観察するのが難しいと感じました。それでも、初めてトモエガモを自分の目で確認できたことは、とても嬉しかったです。


佐賀グルメも楽しむ

佐賀といえばムツゴロウ!せっかくなので、調査後にムツゴロウ定食を試してみました。正直、どんな味がするのか不安もありましたが、食べてみると意外に行けました。但し、頭当たりの部分がまずかったです。他に、地元の103サイダー、シシリアンライスも探せて食べられて、佐賀の味を満喫しました。


佐賀空港と鳥の共存

最近、韓国の空港で飛行機と鳥の衝突事故が話題になっています。佐賀空港でも、こうした事故を防ぐために猟師が常駐し、危険と判断された場合には対応するルールがあるそうです。実際に、私たちが佐賀空港で少し鳥の様子を観察してみましたが、30分間で上空を通過したのはわずか3羽でした。猟師見つけてなかったです。

今回の調査では、佐賀の豊かな自然と鳥たちの暮らしを間近に感じることができました。次回はもう少し長い時間をかけて、さらに多くの鳥たちの姿を記録してみたいと思います!

(姜雅珺, 神山和夫)