季節前線ウォッチ(秋)のご紹介

対象種の初認日(その年はじめて見た・聞いた)を毎年春・秋に記録し蓄積する「季節前線ウォッチ」。日本各地から寄せられる観察記録を蓄積すると、季節の遅れや進み、環境の変化などが見えてきます。

開始から20年、蓄積データから温暖化による予測などができるようになってきました。対象の初認記録をフォームから送ることでご参加いただけます。ぜひ気軽に記録をご登録ください!

目次

参加方法

対象種

初認と初鳴き前線(随時更新)

参加方法

下記の対象種の初認記録(その年にはじめて見た・聞いた)を下記のフォームからご登録ください。

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対象種

詳細は、各写真下にある▶部分をクリックしてご覧ください。

モズの初鳴き(高鳴き) 目安:9月頃

(秋の初鳴き日を記録します)
全長20cm。スズメより大きめの鳥。一年中日本にいる。秋に冬のなわばりをつくるために、「高鳴き」と呼ばれる声で鳴きはじめる。「キィキィキィキィキィッ」という声で鳴くがところどころにほかの鳥の鳴き真似が入ることがある。昆虫や両生は虫類などをおもに食べるが小鳥や小型のネズミなどもたべる。

※似た鳥(モズと違う点)
アカモズ・チゴモズ:これら2種は夏鳥なので秋には一部南西諸島をのぞいていなくなっています。アカモズはよく似ていますが、頭から背中にかけて一様な赤茶色をしていてお腹が真っ白な点がモズと違います。

モズの鳴声を聞く MP3形式(音源提供:松田道生氏)

ヒヨドリの群れの渡り 目安9月頃

(渡りの群れの秋の初認日を記録します)
全長28cm。留鳥だが春と秋には群れを作って渡っていくのが見られる。このうち秋の渡りの初認日を記録してください。

※似た鳥(ヒヨドリと違う点)
ほかにも群れになって飛ぶ鳥はいますが、ヒヨドリは、羽ばたいたり翼を閉じて休んだりしながら飛ぶので、横から見ると、真っすぐではなく波状に飛んでいるのが特徴。

ジョウビタキ 目安10月頃

(秋の初認日を記録します)
全長14cm。スズメくらいの鳥。雄は胸から腹にかけてがオレンジ色で、頭が銀色。雌は褐色の地味な色をしている。10月頃から日本に飛来する冬鳥。「ヒッ ヒッ ヒッ」と鳴く。おもに木の果実や虫などをたべる。

※似た鳥(ジョウビタキと違う点)
ジョウビタキの雄に似た鳥はいませんが、ルリビタキの雌はジョウビタキの雌とよく似ています。ジョウビタキの雌は翼に白い紋があり、尾羽がオレンジっぽいところが特徴です。でも似てますので、自信がなかったら見なかったことにしましょう。

ミヤマガラス 目安10月頃

(秋の初認日を記録します)
全長44~47cm。ハシボソガラスよりもやや小さいカラス。嘴は黒くて湾曲が少なくニンジンのような形状で、基部が白い。若鳥はこの白い部分が黒い羽毛で覆われていて、ハシボソガラスとの識別が難しい

※似た鳥(ミヤマガラスと違う点)
ミヤマガラスの成鳥はくちばしの基部の羽がなく、白くなっている点が違いますが、若鳥はハシボソガラスとよく似ていてなれないと見分けは困難です。自信がない場合は成鳥をみてからご報告ください
(識別の詳細はこちら

ツグミ 目安11月頃

(秋の初認日を記録します)
全長24cm。ムクドリくらいの鳥。11月頃に日本に渡ってくる冬鳥。顔が黒褐色で眉に白い線があり、翼は赤褐色であるが、個体差が大きい。「クヮ クヮクヮ」と鳴く。木の果実や虫などをたべる。地上をピョンピョン跳ねては立ち止まる。という行動をとっていることが多い。

※似た鳥(ツグミと違う点)
ムクドリ:くちばしがオレンジっぽい色です。腰が白く、ツグミがピョンピョン跳ねるのに対して、トコトコと歩きます。「リャーリャー」と鳴いて、少々がさつで品のない感じがします。ツグミは臆病者な感じ。
シロハラ:ツグミのようなしっかりとした眉の白い部分がありません。全体的に褐色のメリハリのない単調な色合いをしています

初認と初鳴き前線(随時更新)

登録された記録をもとに、こちらに随時結果を更新しています。ぜひご確認ください。