今年のツグミの初認情報は、例年より遅く感じられました。そこで、各地方の初認情報を確認し、過去5年間と比較してみました。
まず、今年の初認は東北地方と中部地方で確認され、初認時期は昨年と同様に9月の下旬で比較的早い時期でした。
そして、北海道以外の地方では今年の初認情報が比較的少ない傾向が見られました。特に関東地方と中部地方では、例年と比べて報告回数が減少しました。
次に、各地域の状況を見ていきましょう。
北海道では、ツグミの初認が今年では10月までに集中しているが示されました。
関東地方では、11月中旬に一時的に報告回数が増加しましたが、その後再び減少しました。事務室でも「ツグミをまだ見ていない」という声が聞かれました。
中部地方ですが、初認は9月下旬だったものの、その後しばらく確認されることがありませんでした。しかし、11月に入ると報告が増えました。
関西地方では、ツグミの初認は例年が10月中旬に届いていましたが、今年は2021年と同じく遅れて11月上旬に確認されるようになりました。
中国地方では、初認のタイミングに変化はありませんでしたが、確認された数は少なくなっていました。
四国地方は例年通りでした。
九州・沖縄地方は、季節前線に参加していただいた方の中から「やっと確認できた」というコメントをいただいて、データを確認したところ、今年は例年よりかなり遅かったことが分かりました。
総じて、今年のツグミの初認は例年より遅く、報告回数も少なかったようです。ただし、今年の秋は暖かく、報告例が少ないことから、ツグミはまだ北の方にいて、これから現れるのかもしれません。引き続きツグミを探してみましょう!