モニ1000陸生鳥類調査 @秩父と佐渡2025繁殖期2回目

先日、秩父と佐渡の各サイトで、今期2回目の調査を行ってきました。前のブログで触れた大佐渡のヤマガラは、前回よりは多かったもののやはり2022年以降は減少傾向と言えそうな結果です。小佐渡サイトでは今回も草抜きと道の整備も行ってきました。比較のために前後の写真を撮っておけばよかったのですが、暑さで疲れて忘れていました…

この時期に佐渡に行くと、ウミネコがあちこちの田んぼで餌とりをしています。みているとオタマジャクシを食べることが多いようです。写真は海岸沿いの田んぼで、夕方に海から続々とやってきて採餌していました。もっと内陸でも、昼の間しばらく田んぼでも大きな群れで採餌していて、夕暮れになるとねぐらにしている岩礁に向かって飛び去っていくようです。ウミネコが田んぼで餌を食べるのは私にとっては見慣れない光景で、いつもしばらく観察を楽しんでいます。

日が前後しますが秩父調査には佐渡調査の前に行ってきました。今年の巣箱は13個のうち6個の巣箱で繁殖していたようです。すでに巣立った後の時期でしたが、そのうちひとつの巣箱では4つの卵が残ったままでした。産卵期間または抱卵中に何らかの原因で放棄されたようです。秩父の巣箱では繁殖失敗の原因を探るために5個の巣箱に巣内カメラを設置しています。しかし残念ながら今回の4卵が残った巣箱には巣内カメラをかけていませんでした、、。7月になったら回収して、温度ロガーの記録も見てみるつもりです。