ブナ帯の鳥が減少? 南限のブナ林-椎葉調査2回目

 カツ丼好きの皆様,ご無沙汰しています。5月に次いで,モニタリングサイト1000の準コアサイトの椎葉の演習林の2回目の調査に行ってきました。

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 椎葉の演習林は南限のブナ林です。前回のレポートでは,シカが増えたことによる藪の鳥の減少についてお話しましたが,今回はブナ林の鳥についてです。
 ブナ林の鳥と言えば,何を思いうかべますか? 夏鳥だとコルリとかですが,残念ながらここには生息していません。留鳥だとコガラやゴジュウカラですよね。その2種が減少傾向にあるようなのです。

 ゴジュウカラは2010年の結果をどう評価するかで変わりますが,コガラは明らかに減少しています。今回は,調査定点の移動時に1回,声を聞きましたので,完全にいなくなったわけではありませんが,減少は明らかです。
 南限のブナ林だけに,気温上昇で生息環境が悪くなっているのでしょうか? 一般サイトの結果なども見つつ,状況を明らかにしていきたいと思います。

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 今回はこんなカツ丼。煮込むのではなく,カツの上に卵とじを載せるタイプ。煮込んでないからそう感じたのかもしれませんが,それほど甘みも強くなく,九州らしくないカツ丼でした。