パタゴニア サーフ千葉/アウトレット店さんの庭をお借りして、砂浜にすむシロチドリについてお話してきました。天気も良く、野外で行う座学もなかなか気持ちの良いものだと思いました。お話は、シロチドリの生態やコアジサシとの関係、個体数が減り続けていること、砂浜のアクティビティで気をつけてほしいことなどなど、質問もいろいろと出て盛況でした。
午後は、実際に九十九里浜でシロチドリを観察してもらいました。コアジサシ、コチドリ、ミユビシギも観察できました。
”鳥が警戒したら居座ってはいけません。そっと離れましょう”
モビングされないようにコアジサシの巣から十分な距離をとり観察し、カラスや散歩のおじさん、ノーリードの犬!に警戒するコアジサシや、隠れるように走るシロチドリを観察してもらいました。彼らの警戒行動や声を知っておけば、近づいてはダメな距離が分かります。カメラ撮影はいまいちな距離ですが、望遠鏡というアイテムを知ってもらう良い機会です。皆さんじっくりと観察ができました。
また、いろいろと地域で活動されている自然保護の方たちとお話しできたも良かったです。ウミガメの調査をされている方から、”やさしい無視”という言葉を教わりました。人と生物が自然にいて、無理な干渉をせず見守る関係はいいですね。シロチドリやコアジサシも”やさしい無視”でお願いします。
また、機会がありましたらご参加よろしくお願いします。
(野村・守屋)