満開の梅をみにいきました。ベンチに座ってお団子を食べていると、ときおりヒヨドリやメジロがやってきて梅の花の蜜を吸っています。人が歩いているすぐそばでもあまり気にせず食事に夢中な様子。人々もメジロを見つけて写真を撮っていました。「あ、メジロだ」というような声も多く聞こえました。ウグイスと間違えられていないか気になりますが、メジロは多くの人にしっかり知られているようですね。そんな中、ヒヨドリはあまり注目を集めていませんでしたが、せわしなく梅の花をめぐっています。と、さっと飛び立って別の枝に止まり、何かを何度も幹にこすりつけてから食べました。
どうやら、梅にやってくるミツバチを捕まえて食べているようです。梅の花にはニホンミツバチがたくさんやってきていました。1度ではなく何度も、複数個体がこのミツバチを捕まえて食べていることを観察できました。蜜を吸って、ミツバチを捕まえて食べて、また蜜を吸ってを繰り返していました。枝にこすりつけるのは、針をとるためなのでしょう。よく見ると、お尻の方をつまんで擦り付けているように見えます。イソヒヨドリがセイヨウミツバチを食べるときも、同じように嘴でつまんだミツバチを何度も地面にこすりつけているのを見ました。
ちなみに、桜の花にやってきたミツバチをヒヨドリが捕食した例も食性データベースにあります。ほかの鳥でミツバチを捕食した例は他にアカモズ(亜種シマアカモズ)、ノビタキが登録されていました。

これからの季節、いろんな花が咲きます。食性データベースに来ているヒヨドリの採餌データをざっくり月ごとにみてみると、特に3月と4月には、花や花芽、蜜や花粉を食べた記録が多く来ています(下図)。

ウメやサクラ、サザンカ、ブルーベリーなどは、花を食べる記録も、蜜を吸う記録も来ています。コブシなどモクレンの仲間は、今のところ花を食べた記録だけが来ていて、蜜を吸う記録はきていません。これらは花びらが大きく食べごたえがありそうな花です。反対にウワミズザクラやカリステモンは蜜を吸う記録だけが来ています。こちらは雄しべや雌しべが目立ちますが花びらは目立たない花です。
花を食べた記録も、そのほかの記録もぜひご登録ください。

食性データベース https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shokusei/shokusei.html


