みにクルという調査体験を行っています。コロナ禍の時は開催できませんでしたが、最近ぼちぼち再開しています。この春は、モニ1000シギチドリ類調査の九十九里浜北部にて、4/12と4/30の2回開催しています。定員は、移動する車の都合もあって2~3人の少人数で行いました。
九十九里浜北部は、千葉県の太平洋に面する約12㎞の長い砂浜の海岸線で、シギチドリ類の種類と個体数を記録しています。担当は地元出身の奴賀俊光さん(BRの嘱託研究員)です。簡単な報告を送ってもらいました。
●4月12日の1回目は急な募集でしたが、バードウォッチング歴4年ほどと1年ほどの方が参加してくれました。
ミユビシギ300羽ほどの群れに出会いましたが、ハマシギが数羽混じっていたり、群れが飛んだり走ったりする上、風が強く、砂煙や陽炎でカウント途中で鳥が見えなくなったりで、なかなか苦労しながらカウントしました。
カウント初体験の方もいて、良い経験になったとのことでした。

確認したシギチ
コチドリ、シロチドリ、ミユビシギ、ハマシギ、イソシギ
●2回目の4月30日の参加者は3名でした。
快晴で海も穏やかでしたが、今回は鳥が少なく、ミユビシギの群にも2回しか出会いませんでした。しかも遠かったり、テトラで休んでいたりと、カウントには厳しい条件でした。その他、メダイチドリの群にも出会いましたが、十数羽と少なく、今回はカウンターの出番はありませんでした。
数は少なかったですが、全部で7種類のシギ・チドリ類を観察しました。

確認したシギチ
コチドリ、シロチドリ、メダイチドリ、チュウシャクシギ、ミユビシギ、ハマシギ、キアシシギ

両日とも、春の砂浜らしいシギ・チドリを観察でき、調査も体験していただけました。思ったより調査のハードルは高くないことを体験してもらえたでしょうか?
モニ1000シギチ調査は春と秋と冬にあります。いつもご参加いただけるわけではありませんが、車の空きと安全が確保できるときは行っています。みにクルはシギチ調査以外もありますので、時折イベントをチェックしてみてください。