このブログで定期的に紹介しているとおり、モニ1000の陸成鳥類調査では繁殖期と越冬期にモニタリング調査を継続しています。秩父や佐渡などいくつかのサイトはバードリサーチ職員が担当しており、そのほか20箇所くらいあるサイトでは、全国の調査者の皆さんにお願いして調査を実施しています。

今回は、沖縄島北部にある与那サイトでの調査をお願いした宮城さんにお願いして調査体験記を書いていただきましたので紹介します。
今年からモニタリングサイト1000陸生鳥類調査の与那サイトを引き継ぐことになりました。沖縄県のやんばる生まれの宮城です。4月の引き継ぎ及び予備調査と5月に1回、2回の調査を行いましたので写真とともに簡単に調査な様子を紹介しようと思います。

4月に調査場所を与那フィールドの職員に調査地を案内していて頂いた時に見つけた林道に歩いていたリュウキュウヤマガメ。英名はRyukyu black-breasted leaf turtleでまさに落ち葉に紛れるように身を隠していました。なお、調査地の与那サイト(琉球大学の演習林)は世界遺産に登録され、やんばる国立公園の特別保護地区であり、立ち入るためには大学への申請が必要になります。
2回目の調査では、調査後にアカヒゲの幼鳥が確認できました。アカヒゲの幼鳥は、好奇心が盛んなのか座っているとすぐ手前まで寄ってきます。ミミズを捕食する行動も確認できました。

沖縄で「梅雨の到来を告げる花」として知られるイジュの花。
光沢のある葉が椿に似ていると思ったら、ツバキ科に属し、別名「ヒメツバキ」とも呼ばれる素敵な花です♪

心も体も温まる沖縄みそ汁 写真(4)
調査後のランチは、島野菜たっぷりでやさしい味の「沖縄みそ汁」。朝早くから尾根を往復4km以上歩いた調査の後は、大宜味村のやんばる塩屋湾「まぁぐすくやー」で、島野菜たっぷりの優しい味の沖縄みそ汁をいただきました。
まーさん(美味しい)!疲れた体にしみわたる美味しさで、調査の疲れも一気に吹き飛びました♪(大宜味村のやんばる塩屋湾まぁぐすくやー)
