今年の繁殖期、少しカメラを増設して、秩父のモニタリングサイト1000の調査地で、ヤマガラの繁殖失敗の原因調査を実施します。秋に会員さんにも参加していただいて作成したカメラ設置用巣箱に新たにつけるカメラの準備を先日しました。
昨年試験的に設置したカメラでは、ヤマガラが巣材を積み上げてカメラと巣との距離が近くなってしまい、巣箱の全体がカメラに収まらなくなってしまっていました。そこで、巣箱を縦長に作り出入口の上により広い空間を確保して、焦点距離を稼ぐことにしたのですが。。それでも、1万円以下で購入できるトレイルカメラSC-ML63では、焦点の位置が近すぎてぼやけてしまいます。そこで・・・。カメラの内部を開いて、レンズを固定している接着剤をカッターなどで切り取り、レンズを回して手動で焦点を調整する必要があります。年度末のバタバタの合間を縫って、工作しました。

さて、この子たちが、繁殖失敗の原因を上手く捉えてくれるでしょうか?
高木憲太郎・植村慎吾