蓮尾純子さん翻訳本出版に向けたお手伝い

この年末年始に、蓮尾純子さんの訳本の営業用?見本を作るお手伝いをしました。

できあがった見本を一冊いただきました。蓮尾純子さんお手製のベニマシコが同封されて届きました。

ぼくは学生時代に行徳野鳥観察舎(現 あいねすと)でちょっとだけアルバイトさせてもらっていたことがあります。胴長を履いて行徳鳥獣保護区の中の整備や、併設されていた禽舎の餌やりなどを経験させてもらいました。行徳鳥獣保護区には千葉県最大のカワウのコロニーがありますので、その後も行徳野鳥観察舎友の会(現 NPO行徳自然ほごくらぶ)の皆さんには大変お世話になっています。ちょっとしかアルバイトに来ないし、手際のよい学生ではなかったので、困った子だなと思われていたと思いますが、当時行徳野鳥観察舎に勤めておられた蓮尾さんには、いつも笑顔で接してもらい、かわいがってもらっていました。

そんな蓮尾さんに、昨年、松田道生さんを偲ぶ会で久しぶりにお会いして、話をしていたところ、英語の本を1冊訳したので、出版社に営業するために見本を作るという話をお聞きして、それなら・・・とお引き受けしました。
訳されたのは、「Of Birds and Men」というタイトルの Herbert Axell さん(イギリスの鳥の保護団体であるRSPB ( The Royal Society for the Protection of Birds ) の代表的な保護区である Minsmere nature reserve で鳥のための環境改善や保護活動をされた方)の著書です。

表紙などを付けて体裁を整えて、冊子の形にして印刷してもらう印刷会社を探して、入稿するだけのお手伝いだったのですが・・・表紙につけた原著タイトルを誤字りました。。ごめんなさい。BIRDSの”S”をつけ忘れてしまいました。表紙はともかく、イギリスの鳥類保護の歩みを保護区の視点から追う内容で、蓮尾さんの翻訳がとても読み心地が良いので、これはぜひ、書籍として書店にならんで欲しいと思います。プロの編集者がついてくだされば、きっと素敵な体裁に仕上げてもらえるはずです。この本が良い出版社に出会えることを願っています。

高木憲太郎