兵庫県にお住まいの会員の方から、宝塚市の阪急逆瀬川駅でツバメが繁殖していると教えていもらいました。いただいた報告を引用して紹介します。
ツバメの子育て見守り活動の一環として、日本野鳥の会ひょうごで今年の夏に観察していた兵庫県宝塚市の阪急電車逆瀬川駅構内にあるツバメの巣で、10月24日に雛の姿を確認しました。逆瀬川駅とその周辺は、毎年ツバメが多く飛来し、子育てを行っています。今年も駅構内で数ヶ所営巣し、駅員さんも見守る中、無事多くのツバメが巣立ちしました。ほとんどのツバメが9月に姿を見せなくなる中、2羽だけが引き続き古巣周辺に残っており、10月中旬ごろから、巣の中に佇む姿が観察されました。そして10月24日に、小さな雛が姿を見せ、繁殖していることを確認しました。今現在(10月28日)4羽の雛を確認しています。近くには逆瀬川が流れており、まだ虫も見つけやすいのか、頻繁に餌やりをしている姿を見ることができます。今後も野鳥の会ひょうごで巣立ちまで観察を継続して参ります。
阪急逆瀬川駅でヒナに給餌するツバメ(撮影:南 茂夫)
ヒナの動画(撮影:松浦陽子)
今年初めのバードリサーチニュースに秋冬に繁殖するツバメが各地で見つかっているという記事を書いたのですが、そこで示しているように、秋繁殖のツバメがよく見つかるようになってきています。記録を集めていきたいと思いますので、秋繁殖の事例をご存じでしたらバードリサーチへお知らせください。