バードリサーチでは現在、八王子・日野カワセミ会から頂いたデータを解析しています。その理解を深め、より正確に解析を進めるために、先週土曜日の午前中に湯川殿で行われた12月の八王子・日野カワセミ会の野鳥定期カウントに参加させていただきました。
今年は冬の訪れが遅く、片倉公園はまだ秋の雰囲気に包まれています。朝日が差し込む中、公園内は橙色に染まり、木々にはヒヨドリが果実をついばみながら鳴いていました。
今回の野鳥定期カウントには私を含めて15名の方が参加し、粕谷さんをリーダーとして片倉公園から出発しました。道中、調査員の皆さんの温かいサポートのおかげで、野鳥に関する多くの知識を学ぶことができました。
出発してすぐの池で、早速カワセミを発見しました。紅葉の間に佇むカワセミの翡翠色と赤のコントラストは息を呑む美しさでした。さらに前に進みましたら、竹林からはウグイスの地鳴きが聞こえ、その後ジョウビタキの雄も観察されました。
最初の橋に到着すると、本格的にカウントを開始しました。カワウの背中に白い綿毛が見え、私たちが落ち葉と勘違いして、笑顔を誘いました。その後もモズ、スズメ、メジロなどを観察し、途中でハシボソガラスの群れ(約45羽)にも遭遇。これは私にとって初めて目で確認でき、大変印象的でした。
また、コガモも多数確認されました。調査員によると、コガモは越冬のために日本を訪れるとのことです。そして、コガモが隣にいたカルガモと比べ、その小ささで学名を納得しました。
途中、日向が続く自然道では秋田犬と散歩する地元の方にも出会いました。その愛らしい姿に皆が集まり、私も一緒に撫でさせてもらいました。
野鳥定期カウントのハイライトは、大きな魚を捕まえたカワセミでした。カワセミが魚を食べるのに苦しんでいる様子は少し心配になりました。結局、魚を食べられたかどうかはわかりません。
今回の定期カウントでは、合計26種、約280個体の鳥が観察されました。調査員の皆さんが鳥を見つけるたびに声をかけてくださり、丁寧に解説していただいたおかげで、これまで知らなかった多くのことを学びました。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!
<姜雅珺>