先日、環境省のモニタリングサイト1000陸生鳥類調査のために、那須サイトへ行ってきました。これまで嘱託研究員の平野さんが調査していたサイトですが、平野さんが引退することになったので、新しい調査員さんへの引き継ぎを兼ねての調査です。
いやぁ、数年前に冬に平野さんと一緒に調査しながら場所を確認させてもらっていましたが、記憶なんておぼろげなもんですね。緯度経度のGPSデータがあるので何とかなりましたが、だいぶ迷いました。
シカ柵で囲まれている調査地ですが、不完全なのでそれなりに侵入を許しているそうです。それでもシカの影響は少なく、それなりに下層植生は茂っていました。出現した鳥の種数、個体数とも多い方だったと思います。○○さん、6月以降の調査、よろしくお願いいたします。

さて、恒例?の、調査グッズの紹介です。防水がダメになってしまったので昨年新調したモンベルの登山靴(アルパインクルーザー800)。15年ほど履き続けていた先代よりも軽く履きやすいものの、今ひとつ、足にフィットしていませんでした。そこで、モンベルショップでアドバイスをもらってインソールを変えてみました。今回初めて使ってみたインソールのSOFSOLEエアープラス(写真右下)。機能性インソールの中では安価な3000円ぐらいの代物ですが、フィット感が増して安定し、足をついた時の衝撃もかなり緩和されていていい感じ。イワヒバリの調査で山に登る時に、効果を発揮してくれそうです。
P.S.
帰りに調査地近くのコンビニに車を停めて買い物をして帰ってくると、フロントガラスに虫が。何だろうと見ている間にも次から次へとやってきて貼り付いてきます。アメンボでした(写真右上)。ガラス面が反射して水面のように見えたのでしょうか?
遠くから見るとメガソーラーが池のように見えるという話を思い出しながら、人工のものが生き物を迷わせていることを考える時間になりました。
高木憲太郎
※ 株式会社モンベルからは、バードリサーチの活動へのご支援をいただいています。