バードリサーチが担当しているモニタリングサイト1000の鳥類調査には、毎年調査を行うコアサイトと、5年に1回調査を行う準コアサイトがあります。奈良県川上村にある準コアサイトの三之公サイトが調査の年にあたっているので調査に行ってきました。
このサイトでの調査は2014年、2019年に続いて3度目の調査ですが、過去2回の調査では5個ある定点の複数箇所で記録されていたアカショウビンが今回は1度も記録されませんでした。もうこの辺りにも到着しているはずですが、6月に行う2回目の調査でも気にしておきます。
三之公は沢沿いに調査定点があるので、どのサイトでも沢の音が大きく鳥の声の聞き取りが難しい場所でした。沢沿いらしく、よく記録されるのはオオルリやキセキレイなど。この調査は陸生鳥類の調査なので水鳥はあまり重要ではないのですが、カワガラスやアオサギ、カワセミ、沢沿いを飛ぶ小型のカモ類（おそらくオシドリ）なども記録されました。
調査の後は食性データベースに載せるためカケスやキセキレイの採餌の様子を観察し、すぐそこにある入之波温泉に入ってから帰路につきました。
