シカとトゲ モニ1000富士調査2024

 5/14-15でモニタリングサイト1000の富士サイトの調査に行ってきました。ちょうど同じ日程で植田さんが宮崎の椎葉サイトで調査してきてくれていました。向こうでもシカの増加で下層植生が減っていて、ソウシチョウやウグイスが減ったままだと報告していましたが・・・

 富士サイトでは前日の調査の下見の際も、当日のスポット間の移動の際も、数頭から10頭弱のシカの群れに何度も遭遇しました。調査をしてみると、椎葉のようにウグイスがゼロということはなく、そこそこ記録できましたが、スポットによっては下層植生がすっきりない場所もありました。また、下層植生はあるものの、棘のあるサンショウやメギ(植物には詳しくないので間違っているかもですが)ばかりが生えている場所も。これらのトゲトゲ植物はまだ小さくまばらでしたが、これが茂ってきたら嫌だなぁ。
 自宅の庭にもいくつかトゲのある植物を植えていて、手入れの際に気をつけているつもりなのですが、数回は刺して、棘の先端を指先に残し、ちょっと心が病みます(笑)。鳥たちは、トゲトゲ植物とどう付き合っているのでしょうか。防衛上はトゲのある植物の間に巣を作ると良さそうですが、自分がチクリとやってしまうリスクがあって・・・さて?

調査地に生えていたトゲのある植物。サンショウ(左)とメギ(右)でいいかな?